就活の時に提出する履歴書には、基本情報や経歴、志望理由等と言う項目のほかに、自己PRという欄が設けられていることがあります。これは、自分が得意とするものや、長所をアピールする項目で、ここで上手に自分を売り込むことによって書面専攻での印象を格段にアップさせることもできるとても大切な項目です。
「自己PRで「履歴書の自己PRで向上心をアピールしたいときの書き方
就活の時に提出する履歴書には、基本情報や経歴、志望理由等と言う項目のほかに、自己PRという欄が設けられていることがあります。これは、自分が得意とするものや、長所をアピールする項目で、ここで上手に自分を売り込むことによって書面専攻での印象を格段にアップさせることもできるとても大切な項目です。
まず履歴書の自己PRを考えるときには、企業はなぜ自己PRを求めているのか、その意図を頭に入れておきましょう。企業は、新しく採用する人物に対してその能力や、ポテンシャルだけではなく人間性や、これから会社の中で役立つ長所を持っているかを確認したいと思っています。
なので、どんなに素晴らしい自己PRをしたとしてもその会社が求めている能力や長所と違っていると、企業で活躍できない人材と思われてしまう可能性もあるのです。
そんな自己PRでは、ある程度定番と言われるPR項目が存在します。中でも、「向上心がある」というPRは社会に出てから役立つ能力のため、多くの就活しが自己PRに採用します。
だからこそ、平均的な自己PRの文章や、面白みのない内容では他の就活生の向上心アピールに負けてしまい、選考する担当者の印象に残りにくくなってしまうと言う恐れがあるのです。
向上心を自己PRでアピールするためには、たとえ他に向上心を自己PRする就活生がいたとしても負けないように、面接官や担当者が目を引く内容を精査していきましょう。
過程と結果を織り込み「読ませる」内容にまとめる
自己PRで向上心をアピールする際には、何か目標に向かって努力をしその目標を成し遂げた出来事を語る場合が多いでしょう。
しかし、多くの就活生は、この努力した体験に対して立ちはだかった壁や難題を超えて目標達成したことばかりアピールしがちです。実際、どんなに目標に向かって様々な努力をしていたとしても自己PRの場でその努力を抽象的にアピールしてしまえば、面接官には何をしてその目標達成したのか、そこにどんな向上心があったのかは全く理解されません。
向上心をアピールする場合には、努力や辛かったことを熱弁するのではなく、目標達成に対して自分がどのような課題を科し、それをクリアするためにどのような努力をしていたのかを細かく伝えるようにしましょう。
文章校正に自信がない人は、エピソードの概要や結果以外の部分、向上心を持って行った行動を箇条書きで説明してしまうのもオススメです。
自己PRはすべて箇条書きにしてしまうと面白みのない文面になってしまいますが、ここぞと言うアピールポイントを箇条書きにすることでその内容をぐっと印象づけることができます。
エピソードは2つ以上あると効果アップ
向上心をアピールするには、自分が実際に体験したエピソードを語ることが効果的なのですが、このエピソードは1つだけよりも複数あったほうがよりアピール力を強くすることができます。
例えば、所属していたスポーツ系のサークルでより大きな大会に出場するために向上心を持って努力していたことをアピールするとしましょう。もちろん、大会に出るためにサークルでの練習を欠かさずやったり、チームでの団結力を高める努力をしていたなどと言う経験は十分な自己PRになるでしょう。
しかし、それはあくまでサークル内で楽しい仲間たちに囲まれて行っていた行動だからこそ、努力することができたのではと思われてしまう可能性があります。
確かに人間は好きなことをやっていれば向上心を持って活動できるものですよね。そこで、メインのエピソードのほかに、サブ的な要素を持つエピソードを加えることで様々な面で向上心を持って物事に取り組めるという印象持たせることができます。
例えば、メインで語ったエピソードに付随するような努力した体験を付け加えてみましょう。
先程のサークルでの活動に例えるなら、サークル活動だけではなく、「自ら専門家の指導を受け、パーソナルトレーニングを依頼し体作りを行った」、「スポーツ科学に基づいてチームを強化するためにセミナーに通った」など人とは違った視点から目標達成に向けて活動したことなどを付け加えると、より向上心の高い本格的な活動していたと印象づけることができます。
結果だけではなくこれからの目標も取り入れる
さて、冒頭で説明した通り、企業は自己PRによってその就活生が自分の会社が求めている能力を持っているかを判断します。そのため、自己PRで向上心をアピールしたとしても過去に頑張ってきたことを話すだけでは会社に入社した後、その向上心がどのように役立つのかといった印象が薄くなってしまう可能性があります。
採用担当者に、この就活生を入社させれば会社で戦力になると思わせるためには、向上心をアピールした最後には、アピールしたエピソードによって身についた向上心がどのように会社に貢献できるかを付け加えるようにしましょう。
たとえ、話したエピソードの内容が会社での業務に関係のないことだったとしても問題はありません。重要なのは1つのことに対して向上心を持って努力できると言う姿勢です。この姿勢を会社での業務に生かせるかどうかを付け加えるだけで、向上心のアピールはさらに効果を増すのです。
履歴書の自己PRで向上心をアピールしたいときの例文
それでは、履歴書の自己PR欄で向上心をアピールする際の例文をご紹介します。基本的な構成や書き方を参考に、自分だけの自己PR文章を考えてみてください。
続けていたアルバイトでの向上心エピソード
私は「ゴールを持たないランナー」です。自分が目指しているゴールに対して、立ち止まることなく進み、ゴールの先にまたゴールを作り、走り続けることができます。
大学に在籍していた間、私は都内のレストランでアルバイトをしていました。そこでは、海外観光客の来店が非常に多く、接客の時に日本語があまり通じないといった場面がありました。もちろん、英語がしゃべれる従業員もいたので、海外観光客が来店した時には接客を変わってもらっていたのですが、私は徐々に、「自分でも問題なく接客が行えるようになりたい」と感じるようになりました。
そこで、私は就職をするまでに「一般会話ができる程度の英語力を身につける」という目標を持ちました。
その目標に向かって具体的に行ったのは
・オンラインで講師と話せる英会話の講座を受講し基本的なスキルを身につける。
・よりネイティブな表現を勉強するために大学内で知り合った海外留学生と知り合い、日本語を教える代わりに毎週決まった時間「英話でコミュニケーションをとる」時間を設けてもらう。
・英会話カフェに通い知らない外国人とのグループトークを介して表現力を養う。
・知識としての英語力を鍛えるためにTOEIC800点以上を目指す。
という行動です。この行動によって、アルバイト先で海外観光客が来店した時に、周りから接客を依頼されるくらいの会話力を身につけることができ、町で英語で道を尋ねられた時も臆さずにコミュニケーションをとれるようになりました。また、TOEICも本来の目標だった800点を超え、900点を取得達成しました。
その後、私は日本に訪れる海外観光客が英語圏の人たちだけではないことに気づき、アジア圏内で需要の高い中国語の勉強も始めています。
外資系企業との取引も多く、一定の語学力が求められる貴社において、今後も自分の身につけた語学スキルを高める努力を続け、業務に貢献できるよう努めたいと思っています。
履歴書の自己PRで向上心をアピールするときの注意点
「向上心」という言葉を直接使用しない
向上心をアピールするときに、文面に向上心と言う言葉を直接使ってしまう事はあまりオススメできません。
先ほど説明した通り、向上心と言うのはとても多くの就活生が自己PRに取り入れるアピールポイントです。そのため、採用担当者は文面に向上心と言う言葉があるとまたか、というイメージを持ち真剣に文章を読まなくなってしまう可能性があるのです。
さらに、向上心と言う言葉はとても曖昧な意味をはらんでいます。自分がしてきた努力を全て向上心と言う一言で片付けてしまうと自己PRの全体像がぼやけ、どういった部分を評価すればいいかわかりにくくなってしまう可能性があります。
向上心を自己PRするときは、相手がおっと目を止めるような別の言い回しを考えてみましょう。ただし、相手の止めることばかり気を取られ、現代で使われないような難解な単語を使ったり、小説的な言い回しを利用する事は避けて下さい。そういった一般的でない文章は人に何かを伝えると言う能力が低い人物と判断されてしまうことがあるからです。
フレームワークに則った文章構成を心がける
人と言うのは、結論はなくだらだらと続く文章読んでいると徐々に読んでいることが苦痛になり興味を抱かなくなってしまいます。自己PRを書き込むときには、相手が最後まで関心を持って文章読めるような構成を心がけるようにしましょう。
人に何かをアピールする文章を書く時には、基本的なフレームワークが存在します。フレームワークを賢く使うことで、より読みやすい文章を作ることができます。
自己PRを書くときには、アピールしたい結論を述べ、そこから話すエピソードのあらすじを伝え、そこに立ちはだかった壁と、それを解決するためにどういった行動を行った日の説明、そして最後にその結果がどのようなものになったのかをまとめる形をとりましょう。さらに結果的に、会社に対してどのように貢献できるかを付け加えると、魅力的な文章を作ることができます。
面接の自己PRで向上心をアピールしたいときの受け答え例
面接では、自己PRをするときに時間制限を設けられる場合があります。人が言葉を話す時、一番聞きやすい速度は1分につき300文字程度といわれています。その為、自己PRは1分でできるものと3分でできるもの2通り考えておくとその場での指定に応じて、臨機応変に言い換えることができるでしょう。
また、面接では文章と違い、箇条書きを使うことができません。そのため、相手が聞きやすい言葉の流れを作ることが大切です。
それでは、履歴書の内容と同じエピソードを面接で話す場合の受け答え例をご紹介します。
面接で「向上心」をアピールする受け答え例
「私は、「ゴールを持たないランナー」のような人間です。ある目標に向かって、その課題や問題を解決しながら前に進んでいくことができ、それによって自分のスキルが上がる瞬間がとても好きです。さらに、ゴールにたどり着いた時には、すでにそれよりも先に新たな目標を見据え、止まることなく走り続けることができます。
私が大学在籍中最初に定めたゴールは「一般英会話の取得」でした。私は在籍中、都内のレストランでアルバイトをしていたのですが、そこで海外観光客の接客をうまくできなかったことがこの目標を掲げたきっかけです。英語力が低かったため、海外の方が求める要望に答えることができず、とても歯がゆい思いをしました。
そこで、私はまず、英語圏の人々と日常会話ができるくらいの英語力を身につけようと思い、大学の留学生とお互いの言語を教え合う時間を作るようにしました。そして、見慣れた相手との会話に慣れてきたら、次に英会話カフェに通い、初対面の外国の人とでもカジュアルに話ができるようにしていきました。
そんな努力を続けているうちに一般英会話を身につけることができたのですが、徐々にもっと英語に対する知識を身につけたいと感じるようになり、「TOEIC800点以上」という目標をゴールに設定しなおし、勉強を始めることにしました。
その後、私はアルバイト先で海外観光客相手の接客になると頼られるくらいの英語力を発揮でき、TOEICの点数も、本来の目標から大幅にアップした900点を取得することができました。
今は、さらに多くの外国の方との交流を図るために、アジア諸国で多く使われている中国語の勉強を始めています。次の私のゴールは「中国語で日常会話を楽しめるようにする」ことです。
御社は外資系企業との取引も多く、一定の語学力が必須であると伺いました。今後も、自分が培ったスキルを磨き、語学力を高め、御社の事業に貢献できるよう努めたいと思っています。」
面接の自己PRで向上心をアピールするときの注意点
「キャッチフレーズ」を利用して面接官の記憶に残す
実際に言葉でやりとりをする時には、文章で伝えるよりもさらに相手の関心を持たせ惹きつける言葉選びが重要となります。履歴書で自己PRするときに向上心と言う言葉を直接使わないと説明しましたが、面接でも同じことが言えます。
さらに、面接で向上心を自己PRするときには1番初めに相手の興味を引く効果的なキャッチフレーズをつけるようにしましょう。私初めに相手の関心を引く言葉を持ってくることで最後まで真剣に自分の話を聞いてもらえるようになります。
例えば、あなたが誰かの自己PRを聞くときに1番最初に「私は向上心がある人間です」と言われるよりも、「私は逆境をエネルギーに変えられる人間です」などと言われたほうが、その先に続くエピソードに興味が惹かれるのではないでしょうか。
人前で話をするときには最初の数分で相手の意識を惹きつけるということがとても重要です。多少大げさでもいいので、向上心をアピールできるほかにはないキャッチフレーズを考えてみてください。
複数のエピソードを盛り込みすぎないようにする
面接においても、向上心をアピールするエピソードは1つよりも2つのほうが効果的です。しかし直接言葉を交わすと言う場においてあまり多くのエピソード盛り込んでしまうと話が散財的になり、しまいには自分でも何を話してるのか分からなくなってしまうなると言う事に落ちてしまう可能性があります。
全く違うジャンルのエピソードを語るのは、やめておいたほうが無難でしょう。複数のエピソードを盛り込むには、メインのエピソードとそこに関連するサブエピソードをいくつか、といった構成にすることをおすすめします。