グローバル化が進み、海外転勤もよく聞くようになりました。いざ海外に転勤するとなるとどんな手続きを踏む必要があるのでしょうか?どのように準備できますか?辞令を拒否することはできるのでしょうか?この記事では海外転勤にまつわる疑問にお答えします。
海外転勤を命じられた!
昨今グローバル化が進む中、海外転勤を命じられる人も少なくありません。日本人としては日本が一番居心地がいいと多くの人は思っているので、海外に行くとなると期待よりも不安が大きいのが普通です。
では海外転勤を命じられた後、どんな準備をすればいいのでしょうか?住民票や社会保険はどうするのか、健康診断は必要か、携帯電話を解約するか否か、この記事では様々な手続きに関連した情報をお伝えします。また、どうしても海外赴任したくない場合、どうやったら拒否できるのかについてもご紹介します。
まずは現地の情報収集を
アメリカ、アジア、ヨーロッパなど世界各地で海外勤務をしている日本人がいます。辞令が降りたらまずは赴任先の国の情報を集めましょう。いまはインターネットで大体の情報を知ることができます。気候、教育、現地に日本人は多いか、言語をどう学ぶか、その土地の文化、宗教、習慣など知っていることが多ければ多いほど現地に赴いた時のショックが少ないでしょう。
子供がいる場合は、日本人学校の有無、現地学校に通っている日本人がいるか調査しましょう。ネットの情報だけでは限界もあるので、できれば現地で暮らしたことのある人に会って、詳しい話を聞いてみるのがおすすめです。
住民票を抜くことのメリット
海外に行くとなると、日本に居住していないので住民票を抜くことも、そのまま置いておくこともできます。住民票を抜くことのメリットは、住民税を納めなくていいことです。住民税は前年の所得に応じて課税されるものですが、その地の住民でなくなれば納税義務もなくなります。
住民票を抜くデメリット
海外赴任で住民票を抜くことにした場合、デメリットの一つは国民健康保険に加入できないということです。一時帰国して病院に行こうと思ったら、まずは市役所に行き住民票の手続きをしてからになります。しかし海外勤務の人は会社の健康保険に加入している人が大多数でしょう。会社の健康保険は住民票とは無関係で使えるので、さほどデメリットは無いと言えます。
一時帰国の際にいろいろな手続きを済ませたい人も多いですが、住民票の提出が求められる場面も少なからずあります。これも住民票を抜いた場合のデメリットです。もちろん役所で住民票の手続きはすぐにできるので、手間を惜しまないのであれば住民票を抜いていくほうがメリットが大きいでしょう。
海外転勤でも年金の加入は継続できる
海外転勤になると、年金の支払いを不安に思う人は少なくありません。国民年金に加入している場合、住民票を抜いていくと年金は強制加入ではなくなります。加入しない間も合算対象期間としてみなされますが、年金の受取額は減少します。しかし海外に住んでいても任意加入という制度があり、海外にいながら年金を支払えるので受取額も減少しません。日本にいる親族に代理で保険料を納付してもらうか否かで手続きも変わってくるので、各市町村役場に行って手続きについて聞いてみましょう。
海外赴任する人の多くは会社員でしょうから、厚生年金加入者です。厚生年金や公務員の共済年金は日本に居住しているかいないかの影響を受けないので、海外転勤になって住民票を抜いていく場合でも引き続き加入することができます。
携帯電話は解約するならSIMフリー携帯を用意すると便利
海外転勤となると携帯電話は解約するのか悩むところです。携帯電話がないと生活に困るほどいまの私たちの必需品となっているので、解約するならば一時帰国の際に困らないように対策を考えておきましょう。
人に借りるという手もありますが、なかなか不便です。おすすめなのはSIMフリースマホを用意しておくことです。家電量販店などでSIMカードを売っているので、帰国してすぐにカードを購入して使うことができます。海外の携帯電話はほとんどがSIMフリーですが、注意したいのが日本では扱いがないメーカーのスマホや携帯を使うと、電波法違反になる恐れがあります。自分のもっているSIMフリー携帯が日本で使えるかも確認しましょう。
健康診断や予防接種はお早めに
海外転勤が決まったらまず健康診断や予防接種を受ける必要があります。予防接種は国ごとに何の接種が必要かが違うので、渡航外来がある病院であれば相談できますが、ない場合は自分で調べて病院に行きます。
健康診断も前もって早めに受けましょう。何かの異常が発覚しても治療の時間を確保するためです。歯医者も治療に時間を要するので、早めに行って虫歯や異常がないかを見てもらいましょう。日本の歯科は技術は世界で有数流ですが、治療費が世界的にみても安いので、現地で歯が痛くなるのを避ける点でも準備期間に歯医者に行っておきましょう。
日本円を外貨に換える準備
日本円を外貨に換える方法はいくつもあります。どの外貨に換えるかで違ってくるので、転勤先の外貨が何なのか、どうやって換えるのが一番お得かを調べましょう。一番割が悪いのは銀行で外貨に換えることです。かなりの手数料が引かれるのでおすすめしません。外貨購入用の口座を開いたり、銀行によっては海外送金に強いところもあるので、よく調べて口座を開設しておくことができます。
外貨に換えるときはタイミングが命です。日々レートをチェックし、レートがいいときに素早く換えましょう。何も考えずに換えると、手にする外貨がこれだけ・・・?という悲しいことになりかねません。
持ち物準備の際はリストを作ること
引っ越しの準備は色々と大変ですね。何を持っていくか、何を持っていかないかを決めなければいけません。持っていけないものが沢山あるでしょうが、もし家を引き払うならば
保管場所まず確保しましょう。実家でも、知り合いの家に置いてもらうこともできますし、今は貸倉庫もあちこちにあります。
持っていくものは漏れのないようにリストアップしましょう。ものによっては海外でも手に入るものも沢山あります。液体ものは重量があるのでできれば現地で購入したいものです。例えば洗濯洗剤、柔軟剤、シャンプーリンス、調味料、コンタクト洗浄液などです。シャンプーは現地のものを使って抜毛がひどくなる人もいるので、日本から持っていくのが安心です。基礎化粧品も同じで、海外のものは日本では禁止されている成分が含まれていることもあるので、日本から持っていくと安全です。
引っ越しの際は航空便と船便と手荷物を上手に利用する
海外転勤の際、引っ越しはどうするの?と疑問に思う方も多いです。荷物の運び方を大きく分ければ三つで、航空便、船便、手荷物です。手荷物とはスーツケースに入れて自分で運ぶものです。貴重品や毎日使う日用品や薬などはこちらに入れましょう
航空便は届くのは早いですが、費用がかかるのが玉にきずです。到着してなるべく早く使いたいものは航空便を利用しましょう。船便はかなり時間がかかり、はやくて1か月、場所によっては2.3か月かかるところもあります。でも費用は航空便より格段安いので、大量に物を運べます。急ぎではないものは船便を使って、到着をのんびり待つこともできますね。
航空便はナンバーがあれば今どこまで届いたかを追跡できるので安心です。船便の場合は追跡できないか、追跡できてもかなり大まかな情報しかわからないので、心配性の方は荷物が届くのを待つ時間がちょっと辛いかもしれません。
ペットを連れて行く場合は早めの手続きを
家族の一員とも言えるペットですが、海外転勤の際に連れて行くならば様々な手続きが必要になります。出国の7日前までには動物検疫所に連絡して輸出検疫を受けさせる必要があります。またマイクロチップを動物病院で付けてもらう必要もあります。入国の際には必要なくても、日本に連れて帰ってくるときにマイクロチップは必須だからです。また航空会社によってはペットは貨物扱いになるところもあるので、チケットを買う前に確認しましょう。
もし短期の海外転勤ならば、ペットを連れて行くための複雑な手続きを考えると実家や信頼できる人に預けることもできるでしょう。まずはペットを連れて行くかどうか真剣に考えてみます。
海外転勤は拒否できることもある
海外転勤は会社からの辞令なので、拒否すると解雇されかねません。それでもやっぱり海外転勤は嫌だ、という人に方法がないわけではありません。
現地の治安の悪化や、以前に外国人が危険にさらされた事例はありますか?自分の親が介護を必要としていますか?自分や家族に持病があって、現地の病院では扱えない病気ですか?こうした要素を会社に考慮してもらい、解雇されずに海外転勤を拒否できることもあります。また各会社には会社規定がありますが、海外転勤に関する条項をよく読んでおきましょう。辞令を断るに足りる理由とは何かを知るヒントになります。
海外転勤は自分を広げるチャンス
日本という島国に育つと、この国が一番居心地がいいと知らず知らず考えているフシがあります。海外転勤の辞令は、もしかしたら自分の視野を広げる一つのチャンスになるかもしれません。日本人で海外に旅行に行くことはあっても、海外に住む経験を持つ人はそんなに多くありません。外から日本という国を見ることで、新たな発見があるでしょうし、他の国から学ぶことも多いです。
海外転勤と聞くと始めはびっくりしてしまったかもしれませんが、人生を豊かにする経験と思ってポジティブにとらえてみましょう。
海外移住の際にはクレジットカードが便利!!
海外への移住や長期滞在の場合でもクレジットカードの海外旅行保険を適応可能です。また海外ではクレジットカード決済を利用する場面が多くあるため、現地のクレジットカードを作れるまでのつなぎとして有用です。
海外移住の際に高額なお金を持ち歩くのはとても危険といえます。海外移住を機会に、クレジットカードを利用して、便利で安全な海外での生活を送りましょう!