働き方

キャリア採用のメリットは?キャリア採用を積極的に行っている職種も紹介

2024年12月19日

現在、政府による働き方改革の推進により働き方の多様性が求めらています。一部の企業では、その多様性に対し人材確保などの対応が難しいところも存在しています。キャリア採用は、そのような企業に対して今後きわめて有効な手段としてクローズアップされていくでしょう。

キャリア採用とは

キャリア採用とは、中途採用の1つとして企業が求める職種や、職務内容に一定の知識や経験を有する人材を確保するための採用活動を指します。すなわち、即戦力であることをより明確に表現するための表現方法の1つであることを認識する必要があります。

キャリア採用は今後企業に必要な人材が多様化していくことが予想されるため、特定分野の人材獲得、需要の高いグローバル人材(海外で活躍できる人材)の獲得にも活用されています。

中途採用との違い

中途採用は新卒採用以外の不定期に行う人材採用のことです。終身雇用を前提とすれば、定年に至る中途の時点で採用されることからこの名称があります。キャリア採用は実質的には中途採用と変わりません。

中途採用は即戦力となりえる人材が対象となりますが、優れたキャリアを持つ人材を確保する上で中途採用という言葉が不適切ではないかとの見解が示され、優秀な人材「キャリア組」に倣ってキャリア採用が定着したと考えられます。

雇用形態の多様化による中途採用の再定義

政府の働き方改革の推進により、ひとくくりに中途採用とまとめていましたが、その対象者が幅広くなったこともあり、中途採用の再定義が必要になりました。

例えば、外資系企業やIT業界は時間給ではなく、成果に応じた働き方が重要視され、その分裁量権を与えられます。

裁量権を与えられる人材は優秀な人に限られるため、他の採用枠と区別する必要性が生じ「キャリア採用」という新たに定義づけされたと考えられます。

キャリア採用のメリット6つ

採用には2種類の方法があります。1つ目は新卒採用、2つ目は中途採用です。今回紹介するのは中途採用のほうです。中途採用でもキャリア採用、中途採用の2つに分けられます。

中途採用はどちらかと言うと欠員の補充がメインですが、キャリア採用では新規事業の立ち上げなど前向きな採用方法と言えます。そのキャリア採用のメリットを以下に案内していきます。

キャリア採用のメリット1:研修にかかるコストを抑えられる

新卒採用単価とキャリア採用単価には通年ではあまり大きな違いはありません。しかし、キャリア採用であれば社会人としての基本的な常識、マナーは当然備わっているので、その部分の研修費をカットできます。

ビジネスマナーなどすべての基礎的なことを、いちから教え時間とコストがかかる新卒より基礎知識もあり、前職から実力をチェックできるキャリア採用は、企業側にとってメリットが大きいと考えられます。

キャリア採用のメリット2:即戦力となる人材の確保

キャリア採用には普通の中途採用よりも即戦力を期待されます。それはすなわち実務経験および深い知識を習得し、すぐにそのスキルを活かせることにあります。ただし、企業側は現在のあなたの価値では判断はしません。

今以上に成長したいという学習意欲や、姿勢と頭の中の知識を顕在化できる実行力持っているか、適応力があるかということです。同じスキルを持っている人でも、使えない人と使える人が出てくるのもこの適応力の差と言えます。

キャリア採用のメリット3:自社にない知識やノウハウを導入できる

キャリア採用をすることで外部で、培われた経験やノウハウをすぐに自社に取り入れることができます。

例えば、新規事業立ち上げなどで自社にない知識やノウハウが必要になったとき、それらをゼロから積み上げていくには膨大な時間とコストがかかります。

また、知識やノウハウ以外にもキャリア採用者がこれまで築いてきた人脈も獲得できるケースもあり、思いがけない横のつながりができ会社全体の発展につながることがあります。

キャリア採用のメリット4:新卒採用よりも失敗の可能性が低い

キャリア採用では、現在・過去の業務経験・実績やスキルに着目するため、新卒採用のように将来性を期待したものの期待外れであったということは少ないといえます。

さらに、キャリア採用では採用者も社会人経験があり、ある程度企業の業務内容を見る目があるので、新卒採用のように実際の業務とのミスマッチやギャップがあったなどで退職してしまうことが少なく、採用してもキャリア採用では離職するリスクが低いといえます。

キャリア採用のメリット5:採用から入社までの期間が短い

キャリア採用の場合でも会社説明会などを行うこともありますが、募集告知から選考、内定出しまでが数週間で可能であり、仮にその時点で他社に勤務している人材であっても1~2か月程度の引継ぎ期間があれば、随時入社してもらうことが可能です。

また、転職エージェントを介した場合はさらに短期間で人材を確保することができるので、急な人員増員や、欠員の補充に対応できさらに即戦力として見込めるので、メリットは大きいです。

キャリア採用のメリット6:幅広い業務をカバーすることができる

キャリア採用では企業が必要とするさまざまな人材をカバーすることが可能です。自社が持ってなかった他分野・他業種の知識やスキルを取り入れることができます。

管理職や専門的業務を行うもの、一定年代を補充するための30代半ばの採用など、ターゲットを絞った採用ができます。

このように、キャリア採用は企業の手薄になった分野や、将来を担う人材の確保など幅広い分野で活躍できる人材を採用できるというメリットがあります。

キャリア採用を率先して行っている職種5つ

実際に即戦力人材を採用するキャリア採用で、積極的に採用されている職種にはどのようなものがあるのでしょうか。募集職種として一番多いのが営業職、次いでIT関連職、経理・財務職、生産技術職と続きます。

メーカーの場合は、営業職、生産技術職、研究開発職、IT関連職の順番です。以上のように企業の業態によって率先してキャリア採用行ってる職種にばらつきがありますが、共通している職種を5つ紹介していきます。

キャリア採用を率先して行っている職種1:営業

営業職の場合は、新規、既存、顧客規模、関わる時間などによっても経験が生かせるかどうかは異なります。しかし、営業職としての基礎ができているかどうかは、それぞれの条件よりも成果に結びつく可能性があります。

また、営業職のキャリア採用は経験が問われるケースが多く、協調性や真面目、ポジティブであることも重要な項目です。

キャリア採用を率先して行っている職種2:営業企画

営業企画の場合は、営業経験とさらに企画の経験が問われるケースが多いです。例えば、営業現場にどのようなツールを準備すれば売りやすいのかを想像できるかなどが、営業成績に現れてくる場合があるからです。

また、マーケティング能力も必要です。営業企画を提案する場合根拠となる資料が必要で、目的に応じた最適な市場調査の手法を選択し収集した情報を分析する能力が必要です。

キャリア採用を率先して行っている職種3:人事・法務・財務

人事は人事経験がないと、企業の経営から落とし込んだ人員計画を練ることもできません。

法務に関しても、コンプライアンスが重視される時代を反映してリスク回避の方法などのノウハウが必要です。さらに、大前提としての法律知識が必要となりますので、知識プラス経験が重要です

財務に関しては、財務に関する知識金融機関などから資金調達をするためのプレゼンのコツなど、さまざまなノウハウが必要です。

キャリア採用を率先して行っている職種4:研究開発

開発にあたって懸念すべき事項、あるいはこの研究をするにはどのくらいの期間や作業が必要なのかわかっている必要があります。

コスト意識を求めれない学生時代とは異なり、時間・コスト意識もプラスした研究成果が求められるますので、職務としての経験が必要になり大学、大学院で専門知識を学んでいる必要があります。

全体としての求人数は少ないので狭き門といえるでしょう。

キャリア採用を率先して行っている職種5:プログラマー・SE

SEやプログラマーに関しても、企業やサービスによって使う言語が異なりますし、そのシステム開発やアプリ開発で企業が重視すべきポイントを見誤ると大きく修正が必要になります。

また、開発にあたって事前に顧客理解を求めるべきことも多いため、経過がない状態で仕事を進めると、のちに相手先企業にも損害を与えることになりかねない場合もあるので、経験が求められる職種です。

キャリア採用で優秀な人材確保を!

これまで説明してきましたが、昨今はキャリア採用の活用が企業の発展に欠かせない鍵となってきています。

経営者・人事担当者としては、企業の発展のためにキャリア採用に対する理解をしっかりと深めることで、キャリア採用のメリットを最大化しデメリットを最小化することが重要なってきます。

キャリア採用を積極的に行うことにより、会社の将来がかなり違ってくることも出てくるでしょう。キャリア採用で優秀な人材を確保しましょう。

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