自尊心は高めることができます。自尊心が低い人の原因や特徴。仕事や恋愛でどう影響するかを紹介いたします。 また、自尊心チェックリストを用意していますので「自分は自尊心が低いかも?」と不安に思っている方はぜひ参考にしてください。
自尊心とは?
「自分に自信が持てない。」「自分は社会的な能力が欠如している」と悩んではいませんか?
自分の価値を低いものだと思ってしまうのは、あなたの自尊心が欠如しているからです。
自尊心とは心理学用語で「自尊感情」と呼ばれ、「自分のことを尊いと思う気持ち」とされています。
つまり自尊心が高ければ、自分のことを尊いと認め前向きに生きることが出来るのです。
反対に自尊心が低いと、社会的な能力が欠如したり、人によっては病気になる可能性もあります。
今回は、自尊心が低い人の特徴や原因。恋愛や仕事にどう影響するか。病気の危険性。
自尊心を高めるための方法をご紹介いたします。
また最後に自尊心を確認するチェックリストを用意しましたのでぜひ参考にしてください。
自尊心が低い人の特徴と原因
自尊心が低いとどのような特徴があるでしょうか。
また、そもそも自尊心が低い原因はなんなのでしょうか。
一つずつ説明してきましょう。
1.自己判断が出来ない
過去自分の判断が反感を買ってしまった経験が、深く心に残っていることで自信を無くしてしまい、自己決定、自己判断が出来なくなることが多いです。
「私の考えだとどうせ悪い方向にしか行かない。」
「仕事仲間に迷惑をかけてしまう。」
そういった考えが渦巻き、自ら判断出来なくなるのです。
2.他人と自分を比較してしまう
ありのままの自分を受け入れることが出来ないので、同じ境遇の他人を物差しにしてしまいがちです。
同じ仕事をしているはずの同期と比べるなどして、
優越感を得ることもありますが、自分より評価されてしまうと劣等感を感じてしまいます。
3.周囲に認められようと必死になる
自尊心が低い人は見捨てられることをひどく嫌います。
自分に価値がないと思われたくないため、周囲に認められようと必死になります。
いわゆる八方美人がこれにあたり、誰に対してもいい顔をしようとして必要以上に努力してしまうケースもあります。
4.現実逃避をしやすい
現実の世界から逃れようとする性格も自尊心が低いことで起こりやすいです。
周囲の環境に適応出来ないと感じ、自己を守るために現実から逃避してしまいます。
5.自己中心的な考えになる
自尊心が低い=意思が弱い性格と思いがちですが、
反対に他人の意見を聞き入れず、自己中心的な振る舞いをしてしまうこともあります。
他者との違いを認めることが出来ず、自分のマイナスポイントを直視出来ないのも自尊心が低いことが要因です。
自尊心が低い原因は子供の頃の環境
子供の頃は誰しも自尊心が高かった
そもそも子供の頃は誰しもが自尊心が高かったはずです。
幼い頃、周囲の目を気にして自分のやろうとしたことをグッと堪えたことがあったでしょうか。
おそらく大多数が、「周囲の目<やりたいこと」の図式であったはずです。
雨上がりの水たまりで遊ぶと泥だらけになるのがわかっているのに、
子供の頃は我慢できないでしょう。
自分の行動が周りにどう見られるかというのことはこの時は気にも留めていないのです。
親や教師の対応によって変化する
しかし自尊心は子供の頃の親兄弟や教師の対応によって変化していくと言われています。
運動会でかけっこを頑張った時や、テストで100点を取った時に周囲の大人は褒めてくれたでしょうか。
褒めていれば子供の自尊心は高まっていきます。
「自分がやったことは間違いじゃない。」「頑張った分だけ認めてもらえる。」と無意識に理解し、自分の考えや行動に自信を持つようになるのです。
まさに「褒めて伸ばす」育て方です。
反対に、自分がどれだけ頑張っても親兄弟や教師に褒めてもらえなければ、だんだんと子供の自尊心は失われていきます。
「喜んでくれると思い父の日や母の日に絵をプレゼントしたが興味を持ってくれなかった。」
「遊園地に行きたいと強く主張したが取りつく島もなく却下されてしまった。」
こういったことが続くと子供は「自分のやったことは正しくなかった」と認識し、
自分の考えに自信を持てなくなってくるのです。
自尊心を高める方法とは?
ここまで自尊心が低い人の性格や特徴、原因をご紹介しました。
いくつか該当するところはあったかと思います。
ですが安心してください。
自尊心は低いままではありません。克服し高めることができるのです。
自尊心は高めることができる
自尊心をどうすれば高めることができるでしょうか。
そのポイントをご紹介します。
ありのままの自分を受け入れる
自尊心を高める上ではまず自分と向き合い、受け入れることが重要です。
「社会的能力が欠如している自分」と向き合うのは怖いかもしれませんが、自分が本当は何をしたいのかを時間をかけて見極めてください。
世間体を気にした自分と、本心の自分はきっと違うはずです。
小さな成功体験を積み重ねる
自尊心が低い人は主に子供の頃に褒められたことが少ないことが起因していると言われています。
ですので、すぐに達成できる小さなことで構いませんので成功体験を積み重ねてみてください。
朝早く起きてみる。会社のデスクを掃除してみる。期日までに仕事を仕上げてみる。
少し頑張れば達成できるような目標にしてください。
そして、成功したら次の目標を立ててください。
こうした成功体験を積み重ねていくと、自分のやったことは間違いではないと思うようになり、無意識のうちに自尊心は少しずつ高めることができます。
自分を褒めてみる
子供の頃の体験により「褒められる」という感覚が欠如しているので、
自分が行動したことに対して自分で褒めてあげてください。
自分の性格も考えも一番よく知っているのは自分自身です。
自分を認めることで自分の存在を受け入れることが出来ます。
挨拶が出来たことや、お昼ご飯を残さず食べられたことのように、
日常のなんでもないことでも褒めてあげてください。
先ほどの成功体験とも少し重なりますが、
自分が設定した小さな目標を達成した時にも自分のことを褒めてあげてください。
そうすることで自尊心を無意識下で高めることが出来ているはずです。
人に褒められたら素直に喜ぶ
自尊心を高めるためにもう一つ必要なこととして、素直に喜ぶ力が必要です。
自尊心が低い人の性格上、人から褒められても「どうせ私なんて」とマイナスに捉えてしまいがちですが、ここは思い切って素直に喜んでみてください。
「単純だ。」とバカに思われないか心配だとは思いますが、素直に受け取りましょう。
自尊心を高めるために素直に喜ぶことで自信がつき、成功体験を増やすことにもつながります。
思い切って環境を変えてみる
今までお伝えしたことは、今の環境を極力変えずに自尊心を高める方法でした。
ですが人によっては今の環境そのものが、自尊心を欠如させる原因である可能性もあります。
思い切って職場を変えてみる。新しい趣味に打ち込んでみる。というのも立派な方法です。
そこであなたの長所が活かせれば、自然と自尊心は高めることが出来ます。
自尊心が低い人は恋愛で損する!?
自尊心と恋愛がどう関係するのと疑問に思われるでしょうか。
実はこと恋愛においては自尊心が高いか低いかがかなり影響するのです。
自尊心が低い人が恋愛で損をしてしまう理由をまとめました。
片思いから一歩踏み出せない
「気になる異性に近づきたい」「仲良くなりたい」と考える人は多いと思います。
自尊心が高い人であれば簡単にアタックできるのですが、自尊心が低い人はこの一歩が踏み出せないかもしれません。
「気持ち悪いと思われるかもしれない。」
「周囲の知人に知られてバカにされるかもしれない。」
自尊心が低い性格によってこういった負の感情が沸き起こり、一歩が踏み出せないことは多くあると言われています。
恋人と自分の価値を比べてしまう
恋人同士であっても自尊心の低い人は性格上で損をしてしまうかもしれません。
「相手が思い描いている理想の恋人に慣れているだろうか。」
「相手に見合った価値を自分は与えられているだろうか。」
「自分のような性格といると幸せになれないんじゃないだろうか。」
このようなマイナスイメージが先行してしまい、関係を築くことを恐れてしまうことがあります。
一見すると相手のことを大切に思っているようにも思えます。
ですが実際は自分の性格を認められないだけの可能性があります。
騙されやすい
自尊心が低いことが相手に知られてしまうと、言葉巧みにそれを利用し騙してくる者もいます。
あなたの価値を認め、褒めてくれることであなたの自尊心を外部から満たそうとします。
それはとても気持ちの良いもので、溺れてしまいそうになりますがグッとこらえてください。
溺れてしまい、騙されたことに気が付いた時にはあなただけが傷ついているかもしれません。
全てというわけではありませんがそのような人もいますので注意した方がいいいでしょう。
重い恋愛になりやすい
相手からの評価が気になってしまい、つい重い恋愛になるのも自尊心が低いことで起こってしまう可能性があります。
常に電話やメールの連絡を待っていたり、見捨てられないように必要以上に努力してしまったりというのは自尊心が低いゆえに起こりがちです。
自尊心の欠如は仕事にどのように影響する
自尊心の欠如は仕事にどのような影響があるでしょうか。
自尊心が低いと対人関係を要する仕事で必要なスキルが欠如することになります。
どのようなパターンがあるかまとめました。
自分発信の仕事をしない
自尊心が低い人は自己判断を非常に恐れます。
仕事上で自分が意見を言ったことで周りから白い目で見られたり、否定されると考えてしまうからです。
ですが実際の仕事においては、自分の意見を発信できる人材の方が重宝されることが多いです。
特に部署やチーム単位で仕事に取り組んでいる環境にいると、
意見を発信しないと「主張しない性格」とレッテルを貼られ、余計に否定されてしまいます。
周囲の意見を取り入れず自分本位な仕事をしてしまう
先ほどとは反対に、主張性はありますが周りの意見を聞かない性格も自尊心が低いと考えられます。
仕事を進める上で周囲からは意見が数多く上がってきますが、
自尊心が低いと、防衛本能が働きそれらをシャットアウトしてしまいます。
打たれ弱い性格のため、自分の価値を否定される前に自ら壁を作って周りの意見を遮断してしまうのです。
自尊心が低いと病気になりやすい!?
「私は自尊心は低いかもしれないけど病気になるほどじゃない。」
「病気なんて心が弱いからなるんだ。」
と、自分は病気とは無関係だと思われている方も多いでしょう。
また、病気というと肉体的な疾患をイメージされるかもしれませんが、
自尊心が低い人に起こりやすい病気は「うつ病」が挙げられます。
うつ病の症状の一つとして「自分に自信が持てず価値がないと思い込む」ということがあります。
これはまさに自尊心が低い特徴と合致しています。
常に周囲からの評価を気にしているうちに自信が欠如してしまい、
耐えられなくなると「うつ」に陥ってしまうと言われています。
うつ病は治すのに時間と根気のいる病気です。
自分は関係ないと思われるでしょうが、先述した通り「自分のことを知っているのは自分だけ」です。
「もしかして病気ではないか。」と引っかかることがあれば早めに専門医に診てもらいましょう。
医師から病気ではないと伝えられ、不安が和らぐ可能性もあります。
自尊心が低い人のメリット
自尊心が低いことは必ずしもデメリットばかりではありません。
考え方次第でデメリットと思っていたことがメリットになります。
自分を見つめ直す機会を得れる
初めから自尊心の高い性格であれば「自分はオンリーワンだ。周りと比較する必要なんてない」と無意識に理解しています。
ですが自尊心が低い人はそうは行かず、自分を認めるために自分との対話を必要とします。
しかし逆に捉えるならば、これは自分の生き方を振り返り何が欠如しているかを見つめ直すことでもあります。
自分を見つめ直す機会は自尊心を高めようと努力した人にしか訪れません。
これは自尊心が低いからこそのメリットだと言えるでしょう。
自尊心が低い人の気持ちに寄り添える
自尊心が低いために社会的な能力が欠如している人は世間に大勢います。
ですが同様に、自尊心が低い人は自分に自信を持てないことの辛さをよく知っているはずです。
「あなたはどう思う?」と優しく声をかけることで救われることもあるでしょう。
それは自尊心が低いからこそ出来ることです。
周囲にいる同じ境遇の人に寄り添えることを誇りに思ってください。
最後にチェックしよう
ここまで自尊心が低い人の特徴や、高める方法などをご紹介してきました。
最後に、自尊心が低いかどうかのチェックリストを用意しましたので、ぜひ参考にしてください。
自尊心のチェックリスト
- 自分がダメな人間だと思っている
- 常に周囲から認められたいと思っている
- 褒められることに慣れていない
- 現実逃避してしまうことが多い
- 自分のやりたいことを表現できない
- 場を収めるために損な役回りを担ってしまう
- 自分の価値は他人を基準に判断する
- 自分の意見を否定されることを極端に嫌う
- 否定されることを恐れ自分で判断出来ない
- 発生した問題は自分の責任だと思いがちである
- 自分は精神的に病気なのではないかと思い込んでしまう。
自分を認めることで自尊心は高めることができる!
自尊心が低いということはマイナスではなくプラスに転換できるチャンスです。
病気だと思ったり、社会的能力が欠如していると不安になることもあると思いますが、毎日の積み重ねで高めることは出来るのです。
少しずつで大丈夫です。
自分のことを認め、自尊心を高めていってください。